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観測ロケット「MOMO5号機」打上げ延期のお知らせー無観客のロケット打上げ、大樹町からの自粛要請を受け、GW中の打上げ延期を決定

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インターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町 代表取締役社長:稲川貴大)は、5月2日(土)から5月6日(水)の間に予定していた観測ロケット「MOMO5号機」の打上げ実施(以下、打上げ)を延期することを決定いたしました。

当社は4月20日(月)に発表しました通り、5月2日から5月6日の期間に観測ロケット「MOMO5号機」の打上げを北海道大樹町にて実施する予定でした。打上げ時は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、これまで打上げ時に設置していた当社主催のロケット打上げ見学場「SKY- HILLS」や、大樹町主催の「パブリックビューイング会場」の設置を一切中止とし、完全無観客で打上げを実施すること、YouTubeのライブ配信、来町の自粛の呼びかけ、大樹町内の巡回警備の拡充等、感染症に対して合理的な対策を最大限実施する方針でした。

しかし、来町の自粛や警備巡回の強化などの対策を行ってもなお、観覧等のために多くの方が来町することを懸念する意見が大樹町に届き、4月28日(火)に大樹町より緊急事態宣言の期間中である5月6日までの期間における打上げの延期要請をいただきました。

本打上げはロケット開発事業の一環として行うものであり、北海道による自粛要請事業の対象ではありません。また、打上げ可能な日時は数ヶ月前から関係各所との調整を行った上で関係者の皆様の多大なご協力を得た上で確保しているため、延期後すぐに打上げができる、というものではありません。ロケット打上げ事業の自粛は、企業活動の自粛と同義であり、ベンチャー企業である当社のへの影響は極めて甚大です。

しかしながら、当社がこれまでロケット開発事業を進めてこられたのは、大樹町や地域の皆様、関係各所に支えていただいたからというのも事実でございます。今回の延期要請に従わない場合は大樹町から打上げへの支援がいただけないとの通知を頂いたため、誠に遺憾ながら、5月2日から5月6日での打上げを延期することを決定いたしました。

観測ロケット「MOMO5号機」の次の打上げについては関係各所との調整を行い、できる限り早い段階での実施を目指してまいります。打上げにあたっては、大樹町にもご協力をいただきながら、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を講じてまいります。

当社は今後も観測ロケット「MOMO」や人工衛星軌道投入用ロケット「ZERO」をはじめとしたロケット開発・ロケット打上げサービスの確立に邁進してまいります。

▼プレスリリース詳細

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▼参考

インターステラテクノロジズ公式YouTube:4月28日「MOMO5号機」打上げに関する緊急記者会見の動画
URL:https://youtu.be/j_PzV6I1daY

▼参考

インターステラテクノロジズ 「MOMO5号機」クラウドファンディング活動報告:4月30日「MOMO5号機」の打上げ延期を発表しました
URL:https://camp-fire.jp/projects/202761/activities/129670#main

 

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