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「第9回ものづくり日本大賞」で経済産業大臣賞を受賞しました

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低価格で便利な宇宙輸送サービスを通じて宇宙の総合インフラ会社を目指すインターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡⼤樹町、代表取締役社⻑:稲川貴⼤、以下インターステラテクノロジズ)は2023年1月10日、「ものづくり」に携わる個人・グループを表彰する「第9回ものづくり日本大賞」で経済産業大臣賞を受賞しましたので、お知らせいたします。インターステラテクノロジズが開発・製造する観測ロケット「MOMO(モモ)」(以下MOMO)シリーズは国内民間企業が単独開発するロケットとしては国内で初めて宇宙空間に到達、2021年7月には単月に2機連続での宇宙空間到達を達成しました。インターステラテクノロジズは現在、MOMO開発・製造の技術やノウハウを生かして超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の開発を本格化させており、国内に低価格で自律的な宇宙輸送サービスを構築するため、今後も事業に邁進してまいります。

一気通貫の開発体制や低コスト化の工夫が評価

インターステラテクノロジズは、「製品・技術開発部門」で内閣総理大臣賞(受賞2件)に次ぐ経済産業大臣賞(同13件)に選ばれました(*1)。MOMOは設計から製造、試験、打上げ運用に至るまで自社で一気通貫する開発体制により、高い内製率を達成。ロケットエンジンやアビオニクス(電子機器)をはじめ各コンポーネントを抜本的に低コスト化し、従来の国内観測ロケットと比べて圧倒的低価格を実現した点や、産学官民を巻き込んで宇宙産業を牽引してきた実績などが評価されました。

▼経済産業省プレスリリースページ

https://www.meti.go.jp/press/2022/01/20230110003/20230110003.html

ものづくり日本大賞とは

「ものづくり日本大賞」は、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる個人・グループを顕彰するものです。経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、2005年より開催しており、今回で9回目を迎えました。

▼ものづくり日本大賞ホームページ(経済産業省)

https://www.monodzukuri.meti.go.jp/index.html

インターステラテクノロジズ株式会社 代表取締役社長 稲川 貴大 コメント

このたびは栄えある賞を授与いただき、大変光栄に思っております。宇宙産業そしてロケット開発・製造は、日本の次のものづくりを支える産業に成長する可能性のある分野です。今後もこの受賞に恥じぬよう、日本の民間ロケット開発をリードしてまいります。それにより、誰もが宇宙に手が届く未来をつくるというインターステラテクノロジズのビジョンを実現していきます。

観測ロケット「MOMO」とは

MOMOは、インターステラテクノロジズが独自に開発・製造する観測ロケットです。高度80~100kmの宇宙空間に到達した後、地球に戻り海に着水する弾道飛行を行います。飛行の途中に生まれる微小重力空間がさまざまな科学実験に利用されているほか、企業や商品のPR・ブランディング用途での活用など観測ロケットの新たな市場を開拓した点が特徴です。

MOMOは、誰もが宇宙に手が届く未来をつくるべく、「圧倒的低価格で、便利なロケット」を目指して開発されました。これまでに7回の打上げを実施し、2019年5月に「宇宙品質にシフト MOMO3号機」が国内民間として初めて宇宙空間に到達。約1年の全面改良を経た新型「ねじのロケット(MOMO7号機)」と「TENGAロケット(MOMO6号機)」がいずれも宇宙到達を達成し、低価格かつ信頼性の高いロケットを実現しました。

▼プレスリリース 20230110_ものづくり日本大賞で経済産業大臣賞を受賞

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