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インターステラテクノロジズ、観測ロケット「MOMO」の改良版エンジンの燃焼試験を開始

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インターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町代表取締役社⻑:稲川貴大、以下インターステラ
テクノロジズ)は、「誰もが宇宙に手が届く未来をつくる」ことを目指し、観測ロケットMOMOと超小型衛星打上げロケットZEROを独自に開発・製造しているロケット開発企業です。
2020年に打上げを実施・試みたえんとつ町のプペルMOMO5号機(以下、MOMO5号機)、ねじのロケット(MOMO7号機にあたる機体、以下MOMO7号機)で起こった不具合の対策、ロケット打上げの信頼性向上を目的として、現在MOMOの改良版エンジンを開発しております。
この度、11月からMOMO改良版エンジンの燃焼試験を開始したことをお知らせいたします。

 

ロケット打上げの信頼性向上のために

2020年6月に打上げを実施したMOMO5号機は飛行中のエンジンノズルの破損により飛行を中断、
また2020年7月に打上げ実施を試みたMOMO7号機は、打上げ直前(T-0.2秒)にメインエンジンの点火器の温度上昇が確認できないことからエンジンを着火させる直前に安全確保のため自動停止を行いました。
これらの不具合を受け、2020年8月より原因究明と対策活動を行い、打上げの信頼性向上を目的としてエンジンノズルや点火器を中心としたMOMOのエンジン全体の改良を行っております。また、今回の改良では、ロケットの打上げ能力も向上させるべく、インジェクタ(推進剤噴射装置)の改良を目指しております。
《主な改良点》
以下を中心としてMOMOエンジン全体を改良
●点火器:能力向上によるエンジン始動の信頼性向上、点火器作動の検出機能の強化
●エンジンノズル:材料として一部にSFRP(シリカ繊維強化プラスチック)の使用を検討
●インジェクタ:圧力損失低減、軽量化

11月中旬から燃焼試験を開始、改良部品を実機評価

インターステラテクノロジズではこれまでもMOMOのエンジンの小改良を重ねてきましたが、この度、抜本的な改良を行うためのデータ取得を目的とした燃焼試験を開始いたしました。本燃焼試験はインターステラテクノロジズが自社で保有する実験場(インターステラテクノロジズ大樹ロケット射場・実験場)にて実施いたします。
本燃焼試験は基礎データ(圧力、熱負荷、推力、燃焼効率等)を取得し、点火器、ノズル、インジェクタ等改良した部
品の性能や耐久性を調べるもので、2020年12月まで実施いたします。
《燃焼試験の実施概要》
●試験名称:MOMO改良版開発燃焼試験
●試験目的:MOMO改良版エンジン開発のための、技術データ(各種エンジン性能、熱負荷、耐熱材料の性能等)の取得
●期間:2020年11月12日(火)〜2020年12月末(予定)
●場所:インターステラテクノロジズ大樹ロケット射場・実験場

20201203_MOMOengine_release.pdf

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